石けんについて

石けんは、ヤシ油、牛脂、ラード、なたね油、大豆油、米油、オリーブ油、パーム油など天然の動植物の油脂をアルカリで煮たものです。 水酸化ナトリウムで煮たものが「脂肪酸ナトリウム」で固形石けんや粉石けんになります。 水酸化カリウムで煮たものが「脂肪酸カリウム」で液体石けんになります。

石けんというと固形石けんだけということはなく液体も粉もあります。

コラム : 石けんの歴史

ゼノア クリームソープ

約5000年前メソポタミアでシュメール人が羊を焼き、いけにえとして神に供える風習がありました。この時、羊から出た脂が木炭に混じり土に染み込み、偶然出来たその土が「汚れを落とす土」として発見されたのが石けんのはじまりとされています。その後ずっと重宝され太古の昔からずっと使い続けられてきました。

日本に始めて入ってきたのは戦国時代の末期、ポルトガルの南蛮船によってもたらされました。

19世紀にフランスの科学者によって脂肪酸とソーダー(カリ)が結びついて石けんになることを発見し、大量に安く製造されるようになり庶民にも手に入るようになりました。

それからずっと使い続けられていた長い歴史を持つ石けんです。

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合成界面活性剤(合成洗剤)はいつ頃からできた?

第一次世界大戦中のドイツで誕生しました。第一次、第二次世界大戦当時、石けんの原料である動植物油脂が軍需用の原料に大量に使われ、不足したことから原料を石炭や石油とする合成界面活性剤が開発されました。戦後日本では、昭和25年(1950年)頃から石油化学の発達によりナフサを原料とした家庭用合成洗剤が大量に生産され市場に広まっていきました。石けんに比べるとずいぶん歴史が浅い事が分かります。

界面活性剤とその働き

水と油、空気と水などの性質の異なる物質は決して混ざり合いません。この混ざり合わない物質の境目を「界面」といいます。この混ざり合わない物質を混ぜ合わすには反発しあう力を弱めることにより混ぜ合わせることが出来ます。それには「界面活性剤」が必要になります。この混ざり合う働きを「界面活性作用」といいます。

石けんも合性界面活性剤(合成洗剤)もどちらも界面活性剤です。

界面と界面活性剤

界面活性剤を入れることによって水と油が混ざり合います。

界面活性剤の働き

洗濯や食器洗いの時…汚れの界面に集まり、表面張力を低下させ汚れを分散させ汚れを落す働き
化粧品(クリーム)を作るとき…水と油を混ぜ合わせ乳化させる働き

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