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ゼノア クリームA30が出来るまで

クリームA30を作る機械
1. これがクリームA30を作る機械です。この機械で乳化・攪拌・脱泡を行います。
各種油剤と水を混ぜるときに水酸化カリウムと脂肪酸が中和反応を起こして乳化に必要なカリウム石けんを作ります。それを適した温度で攪拌することで、クリームになります。

ゼノアのクリームは石けんを用いた中和反応法でつくられます。
※ 石けん製造には主に「鹸化法」「中和反応法」2つの方法があります。その一つ中和反応法を応用してゼノアのクリームはつくられます。

鹸化法 :
鹸化法
水酸化ナトリウム(または水酸化カリウム)というアルカリ剤と油脂を直接加熱、攪拌し、石けん素地(石けん)がつくられます。その後、熟成、乾燥のために時間をおきます。場合によっては、石けん素地を製造する過程で、食塩を入れ塩析という作業を行い石けん素地以外のグリセリンや未反応の不純物などを食塩に溶け込ませ分離させ、より純石けんに近いものを目指します。

中和反応法 :

油脂を加水分解(水蒸気分解)すると脂肪酸とグリセリンに分離します。それを蒸留し、脂肪酸と水酸化ナトリウム(または水酸化カリウム)を中和させます。これが中和反応法です。
つまり、クリーム製造時には、はじめから脂肪酸を選択して製造することでより不純物を含まない石素地が形成され、その石けん素地が水と油を乳化させクリームをつくります。

ちなみに、
・固形石けんをつくるときは、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)
・液状石けんをつくるときは、水酸化カリウム(苛性カリ)
を選択します。
クリームは、柔らかさが必要なので水酸化カリウムが適しています。
中和法

2. クリームA30の製造過程でのひと手間は『脱泡(だっぽう)』です。
脱泡することによってクリームの中の空気を抜き、柔らかいクリームが出来るのですね。この脱泡は酸化を防ぐ意味もあり、添加物を減らすひと工夫でもあるのです。

脱法前のクリーム脱法前のクリーム脱法前のクリーム
3. 脱泡前のクリームです。すこしキメが荒いですね

脱法終了脱法終了
4. 脱泡終了!写真でも見て分かるようにキメが細かくなめらかなクリームになりました。

脱泡前脱泡後
5. 脱泡前と脱泡後を比べてみました。一目瞭然の違いです。

6. 一つひとつ手作業で丁寧に詰めていきます。ここでも空気を抜きながら容器いっぱいに詰めます。

■ 見学後記
コールドクリーム同様に工程はいたってシンプル!
余計な事はせず必要な事だけを大事に続ける信念に脱帽です。
手間のかかる中和反応法へのこだわりを捨てず、より安全かつ丁寧にクリームをこれからも作り続けてほしいですね。
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