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知っているようで知らない紫外線の事

紫外線とは

太陽光線太陽の光には、目に見える光(可視光線)のほかに目に見えない赤外線と紫外線があります。
紫外線とは地表に届く光の中で一番波長の短いものです。
紫外線も波長の長さによってUV-A、UV-B、UV-Cの3種類に分けられます。
一年のうち3月頃から初秋頃までは強く、時間帯では正午前後に最も強くなります。

<紫外線が人体に及ぼす影響>
UV-C・・・強い殺菌性があり、人体に有害。オゾン層に吸収され普通は地表には届きません。
UV-B・・・一部地表まで届きますが皮膚や目に有害です。強烈な日焼けを起こし赤くなったり火ぶくれを起こします。皮膚がんの原因でもあります。
UV-A・・・UV-Bほど有害ではないものの長い時間浴びることでシワ、タルミ、の原因となったり、メラニンを発生させシミ、の原因となります。


シミの正体

メラニンとは

日本人は欧米人と違いメラニン色素が多い人種です。ですから、メラニンができにくい白人の方が紫外線で激しく皮膚が老化し、シミができやすいのです。
メラニンというと、肌の大敵と思われがちですが、実は紫外線を浴びたとき、メラニンは紫外線の皮膚への侵入を防ぐため紫外線防衛機能を働かせ、肌の下の細胞を守り紫外線を吸収してシミやシワを防いでくれる天然のサンスクリーンの役割をもつ大切な物質なのです。もし、メラニン色素がなかったら、紫外線は直接肌の奥まで侵入しさまざまな弊害を引き起こしてしまいます。

では、シミとはなぜ出来るのでしょう?
イラストのように、紫外線を浴びると紫外線の侵入を防ぐ為に、基底細胞にあるメラノサイトが有棘細胞にメラニンを注入し大切な基底細胞や細胞内の核(遺伝子情報)を守ります。これを上から見ると黒っぽいしみとして見えます。

SPFとPA

UV化粧品には、例えば『SPF30 PA++』などというように紫外線防止効果を表す表記がされています。

SPF50+ PA+++
SPFとはSun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略。
UV-Bの防止効果を表しています。現在日本では、SPFの上限は50+となっています。
SPFが50より有意に高い場合には、
「SPF50+」と表示します
PAとはProtection Grade of UVA(プロテクション グレイド オブ UVA)の略。
UV-Aの防止効果を表す指標です。PAは、日本化粧品工業で効果により、次の3段階に分けています。
PA+ : UV-A防御効果がある。

PA++ : UV-A防御効果がかなりある。
PA+++: UV-A防御効果が非常にある。

SPF値のグラフこのUV防止表記の数字や+は増えるほど高いほど効果があると言われていますが、気象条件、季節、時間帯、場所などによって紫外線の強さは異なりますし、紫外線の感受性は各個人で異なりますので、あくまでも目安として考えた方がよいかもしれません。
UV-B防御率はSPF15以降での変化はほとんど見られなくなります。
ですから、SPF10~30もあれば日常生活や屋外のスポーツなどでは十分に紫外線対策が出来るということになります。
また、化粧品にだけ頼るのではなくできる限り「つばの広い帽子をかぶる、日傘をさす、長袖を着るなど」の身につけるものを併用し、紫外線による日やけを防止することをおすすめします。

紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の違い

紫外線を防ぐ方法のひとつとしてUV化粧品がありますが、UV化粧品にも種類があります。化粧水やクリーム、ファンデーションなどに紫外線を防御するために配合されているUVカット剤は「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2つに分けられます。
では、この2つの違いとはなんでしょう。

紫外線吸収剤(有機系素材)・・・紫外線を肌の上で吸収し、可視光線・赤外線などに変換し放出されます。紫外線吸収剤は肌に塗っても白くなりにくいという特徴をもち、紫外線を肌から守ってくれますがフェノール系の化学物質成分によって肌を痛めてしまうことも多く、炎症を起こしていても気づかず使用してしまうことがあります。特に酸化による肌への影響が大きく、長時間の使用、連続使用、毎日の使用は肌内の細胞にダメージを与えてしまい肌トラブルを招いてしまうことがあります。

紫外線散乱剤(無機系素材)・・・紫外線を酸化チタンや酸化亜鉛などの白色の無機粉体で物理的に反射・散乱させて紫外線がお肌に入り込むのを防ぎます。酸化チタンや酸化亜鉛は白い粉状なのでお肌に付けたとき白っぽくなりますが、紫外線吸収剤よりお肌への負担は少なくなります。

紫外線対策

帽子とサングラスこれまでに紫外線についてお伝えしてきましたが、ではどのように紫外線からお肌を守るのがいいのか?まとめてみました。

  1. 紫外線の強い時間帯の外出を避ける
  2. 日傘や帽子、サングラスを忘れずに
  3. 長袖を羽織る
  4. 日焼け止め(紫外線散乱剤がオススメ)を塗る